模造刀について

模造刀とは、真刀(本物の日本刀)を再現した刀で、刃紋、反り、長さ、重量などが

同じように再現された日本刀です。ただし、刀身は特殊合金等にて造られ、物などが

切れないように製作してあります。

この模造刀は真剣と違い、茎をも鑑賞できるように製作されていません。よって目釘

などは抜かないようにして下さい。もし、目釘を抜いて茎を鑑賞された場合には鍔や

ハバキに緩みが発生する可能性がありますのでご注意下さい。

この模造刀の呼び方は復刻刀とか模擬刀などとも呼び、居合の練習に使用したり、部

屋の飾り、或いは節句のお祝い等に用いられます。なかには、外国人のお土産に使わ

れることもあります。

当店では「銃刀法」の定義の「模造刀剣」から模造刀と呼んでいます。

これらの模造刀にて、刀の柄が合成樹脂で出来ている商品を「普及型商品」と呼んで

います。また、刀の柄が朴の木で作られ、鮫皮を敷いて純綿の柄糸で巻いてある商品

でも拵えが良いと云えない商品は「普及型商品」と呼んでおります。

この呼び方は当店独自であり、他では通用しないこともありますのでご了承願います

また、刀身の呼び方も「普及型合金」「特殊合金」「硬質合金」などと名付けていま

すが、これも当店独自の呼び方をしてます。

模造刀の刀身は基本的に亜鉛系特殊合金とアルミ押出型材が主です。亜鉛系特殊合金

には、亜鉛ダイカスト、硬質亜鉛ダイカスト、砂型特殊合金の3種類があります。

硬度は記述した順に増していますが、其々の刀身は極端な硬度差はありません。

亜鉛系特殊合金は通常の模造刀に用い、演劇用の刀にはアルミ型材を用いています。

これらの刀は誰でも所持でき、証明書や登録などの手続きは一切必要ありません。

ただし、銃刀法第22条の4項により、模造刀を理由なく持ち歩く事は出来ませんの

でご注意ください。

模造刀剣の拵えなどは真剣の拵えと比べますと多少の歪みなどがありますのでご了承

願います。また、鞘や柄木は真剣と違い、機械で彫ってますので鯉口の調整や柄木に

当て木などが施してある場合があります。

居合に使用できる刀でも、刀身が弱いため、素振り目的でご使用しないで下さい。

素振りは木刀のご使用を願います。木刀でも風を切る音を出して振られますと刃筋が

通って剣先が走った振りとなります。その後で模造刀を振られる事をお奨めします。

模造刀を居合に用いられる場合は形の練習に用いて下さい。その他の注意点として、

模造刀にて物が切れるかを試される方がいますが、模造刀では試し斬りをしないで

下さい。試斬は真剣を用います。

NPSカットラリー商会 店主山流