刀に関しての勘違いメモ

 

刀匠名の勘違い

刀匠の名前にて同田貫とか千子などと刀名をつけていますが

同田貫で有名な 「肥後同田貫正国」

これは肥後の国の同田貫派の正国と云う意味です。

読み:ひごどうたぬきまさくに 又は ひごどうだぬきまさくに

同じく、「千子村正」も同じにて

伊勢(桑名)の国の千子派(センジ)の村正と云う意味です。

読み:せんごむらまさ 又は せんじむらまさ

※ 伊勢千子村正は、当店の商標登録名で、上記名に伊勢を加えたものです

最後によく勘違いされるのが備前長船です。

備前長船と云う刀匠はいません。

読み:びぜんおさふね

これは国と地区を指し、福岡一文字なども同じです。

読み:ふくおかいちもんじ

一文字で人気ある「菊一文字」です。

これは、刀身の茎に菊の紋が彫られた刀で、則宗の作品刀です

よって菊の紋と一文字派を連ねて 菊一文字 となってます

 

 

象嵌の勘違い

鍔で、何々象嵌と明記してありますが、現代の鍔で象嵌鍔は僅かとなってます。

しかし、模造刀(居合刀)を販売しているところで、何々象嵌鍔と明記してます

本当に象嵌鍔! と言いたくなります。

確認すると、現代鍔で型から作った鍔

鍍金もメッキ又は色揚げ これも象嵌と表記してます。

象嵌風 と訂正して欲しいものです。

販売で何か問題が起きそうな感じです

時代の鍔は殆どが象嵌鍔は本物ですが、現代鍔は殆どが偽物

正しい象嵌はこちらを参考に 現代鍔の布目象嵌

 

 

居合刀と模造刀について

居合刀とは武道にて用いる刀の事です。

よって、居合刀は模造刀でも真剣でも、武道で用いれば居合刀となります。

ただし、模造刀の場合は、柄が木製、一般的には朴の木を使っていますが、その材料で

作られていて、振っても丈夫に作られている事が前提となります。

なぜならば、刀を振っていて柄が折れたりした場合、危険が生じます。最悪の場合、折れたと

同時に刀身が抜け飛ぶ可能性もあります。

その他、模造刀で、柄が木製で出来ていても、柄糸が簡素に巻いてある物もありますが、

それらの模造刀は武道で使っていると柄糸がずれて緩る可能性がありますので、居合刀

とは呼べないと思います。

よって、模造刀の場合は柄本体が木製で出来ており、柄糸の巻きも確りと巻いてある事、

さらに、刀身にも種類がありますので、居合などで振っても折れにくい刀身を用いることが

最低条件となります。

 

 

その他の勘違い

鞘の塗りで、黒呂塗りと黒蝋塗りとがあります。

両方とも同じ塗り方と思っている方がいます。

一見、両方とも同じ艶有りの黒塗りですが、大きな違いがあります。

黒呂塗りは、艶有りの黒を塗ったものですが、黒蝋塗りは前記のものを磨きあげたものです。

よって、黒蝋塗りには手間を掛けた塗りとなります。